ライフストーリー写真.jpg

Life Story

Life Story

幼少期~大学卒業まで
転勤族家庭の長女として生まれ、幼少期から国内外様々な土地を転々として育ちました。スポーツと音楽が大好きで、いつも動き回っているような活発な女の子でした。

一方で、両親の健康問題をはじめとする不安定な家庭環境、そして学校を転々とする環境の中、「良い子でいないといけない」「嫌われないように周囲に合わせないといけない」「頑張らないと認められない」という思い込みが作られていきました。「真面目」「優等生」「長女っぽい」「A型っぽい」というのが、私が良く周囲から言われてきた言葉です。

 

親からは、反抗期もなく、とても育てやすい子供だったと言われていました。敷かれたレールの上を進んでいくことに違和感を感じることもなく、むしろ、そのレールから外れることに恐怖を感じ、「大多数の人と同じように生きたい」と切に願い、「普通であること」「レールから外れないこと」を大切に、真面目にそつなくなんでもこなしていたように思います。大学卒業までは、大きな問題もなく、順調に人生を歩んでいるように思えました。

社会人になってからの変化と婚約破綻

が、社会人になると一変、「何だかうまくいかない」「苦しい」「自分で自分をコントロールできない」というような状況が度々訪れるようになりました。 

新卒で入った企業では海外営業を担当。28歳で、外資系広告代理店の営業職に転職。20代は、国内外の様々な人達と仕事をし、夜遅くまでの残業もいとわず仕事中心の生活を送っていました。仕事に充実感を感じていたものの、根本的な自己肯定感の低さと自信のなさから「他人からの評価」を求めて、自分のキャパを越えて仕事に追われる日々が続きました。

 

言われた事を真面目に忠実にやっていればよかった大学までとは違い、「クライアントが何を求めるのか」「どのように価値を提供していくのか」という、答えがあるようなないようなビジネスの世界では、レールの上に乗ってマニュアルに沿って生きるような今までの私のやり方が通用しなかったのです。「仕事の質」ではなく「仕事の量(時間的な)」「一生懸命頑張っている姿」でしか、仕事において自分の価値を発揮することができないジレンマに陥りました。元々の完璧主義な性格も災いし、心身のバランスを崩し、仕事を休んでは罪悪感にさいなまれ、また頑張り、また休みを繰り返し、ついには数か月間の休職をしたこともあります。

一方で、プライベートでは、「結婚・出産」を切望しながらも、根本的には自分に自信がなく「自分はいつか見捨てられてしまうのではないか」という不安の強さから、パートナーとの関係構築が上手くいかない経験を繰り返しました。忙しい仕事の傍ら、婚活にも励みましたが、なかなか良いご縁を紡ぐことができず、さらに自己肯定感は低くなり、悪循環の渦の中にいました。

 

ようやく婚約することができた思いきや、32歳で婚約破綻を経験。婚約が決まった後、一旦仕事のペースを緩めようと思い退職をしていたため、職なし、パートナーなし、のゼロリセット状態に陥りました。ちょうど2011年3月11日の東日本大震災が起こった直後の事で、心が揺さぶられ頭が真っ白になったことを良く覚えています。

32歳にして初めての反抗期、そして初めての「レールを外れる」経験

「こんなに自分なりに頑張っているのに、何故仕事も人間関係も上手くいかないのか・・・」と途方にくれました。これまでは、どこかで、うまくいかないことを環境や他人のせいにしていた自分がいたのですが、これらの出来事でようやく「間違っていたのは自分かもしれない」と思うようになり、根本から自分自身を見直すことを決意したのがこの時です。と書くと聞こえは良いのですが、実際は、「いよいよ何かを変えないとやばい」という崖っぷちの状況で、藁にもすがる思いでした。

 

と同時に、32年間蓋をされていた感情の膿が一気に噴出し、初めて両親に対して怒りをぶつけ、本気の喧嘩と家出をしました。32歳にしてようやく訪れた反抗期です。

​幼少期の家庭環境が自分に与えた影響や、自分は「愛着障害(主たる養育者との適切な愛着関係が形成できなかったことによる障害の総称として用いられる心理学用語)」なのかもしれないということに気付き、心理学や家族療法の本を読み漁り、自分ではコントロールができなくなっていた感情の取り扱いについて、少しずつ学んでいきました。

一方で、元々、身近な家族が仕事が原因で何度かうつ病を患っており、その苦しそうな様子を傍らで見る中で、どこかで漠然と「人が自分らしくイキイキと働けるようになるためのサポートをしたい(父のような人をこれ以上増やしたくない)」という願いが私の中にありました。このゼロリセット経験を機に、「お金や安定のためではなく、本当に自分がやりたいことをやろう!」と一念発起。初めて、自分から主体的に「レールから外れる人生」を選択しました。転職はせず、しばらく無職でもいいから、やりたい事だけをやろうと決めました。

 

人生の第二ステージへ。「人・心・精神・意識」について学び、自分を確立していく旅

そして、その間スクールに通い、働く人をサポートする専門資格である「産業カウンセラー」「キャリアコンサルタント」という資格を取得。資格取得の過程で心理学やカウンセリングについて学んだことをきっかけに、「仕事」の領域だけではなく、「心・精神・意識」の領域から人をサポートする方法を学びたいと思うようになり、プライベートの時間を使って、この分野の学びを深めていきました。

その頃、とあるコーチの方に、「梨恵さんに向いていると思うよ」と言われ、国際コーチ連盟認定のコーチ養成機関であるCTIの基礎コースを受講。コーチングの素晴らしさやコーチ達の在り方にすっかり魅了され、コーチングを学び続けるだけではなく、自分自身も継続的にコーチングを受け、自分の在りたい姿や目標に向かって伴走してもらうことを続けてきました。

 

仕事や人間関係の悩みがゼロになることはありませんでしたが、コーチという伴走者がいることで、「自分自身で主体的に人生を創っていく」という実感が持てるようになり、自分の中に蓄積された不要な思い込みや、人や環境のせいにする自分を手放していけるようになりました。

そして、「心・精神・意識」について学ぶことや、自分自身もコーチング等のセッションを受け続けていくことで、「自己肯定感の低さの原因理解⇒自分軸の育てなおし⇒自分も周りも大切にして生きる⇒自分が望む仕事・人間関係の実現」、というプロセスを、自分の身をもって経験・体現してきました。

自分自身のキャリアとしては、ゼロリセット経験をした32歳の2011年9月、7カ月間の無職期間を経て学校法人の契約職員として転職。その後8年に渡り、大学生・短大生のキャリア・就職支援に携わり、様々な業種・職種の企業の方々とも接点を持ちながら、学生さん個人のキャリアや就職の相談にも乗る毎日でした。

 

この仕事の中でも特に、1対1で学生さんのお話を伺い、その方の目指す進路に向けて伴走しながら、学生さんの成長の姿に立ち会わせていただけることに心からやりがいを感じながら仕事をしていました。

気が付くと、仕事が楽しく、やりがいを感じ、自然体の自分で働くことができるようになっていました。家族の関係もかなり改善されました。人間関係にも恵まれ、心身の調子も良く、毎日がとても充実していました。

そして、37歳で結婚、翌年男児を出産。育休・産休を経て復帰。

仕事に費やせる時間が短くなったことをきっかけに、より、自分自身のリソースを最大限に活用しながら人に貢献できる仕事をしたいと決心し、39歳で退職。

同年の2019年10月にフリーランスとして独立・開業し、現在は、コーチング・キャリアコンサルティング・カウンセリングを通じて、20代~50代までの様々な方のサポートを行っています。